2021年12月16日。
大阪オリックス劇場にてまっすーのハウ・トゥー・サクシードを観てきました。
東京公演が11月20日~12月7日
大阪公演が12月14日~12月16日
の日程で全26公演。12月16日は大千穐楽でした。
大千穐楽のチケットが取れただけでも奇跡なのに、座席がなんと
最前列の真ん中
だったんです。
1列目と2列目は席が撤去された状態で、私の前には舞台のみの状態でした。
舞台から見るとこんな感じで、かなり近くで見ることができました。
だけど
席が近すぎた。
増田貴久という人物を見ても良い距離ではなかった。
開演前はずーっとため息をついて過ごし、開演して音楽が鳴った瞬間びっくりして飛び上がり、開演中は息の仕方を忘れて苦しくなるくらい緊張してしまいました。
あまりの緊張にお腹を壊してしまい、公演中ずっと腹痛に耐えていました(笑)
帰りはぐったりでした。
テレビなどで憧れの芸能人に会った人が驚いて逃げ回る映像を見ますが、人って推しを目の前にすると近すぎる距離感に耐えられなくなるものなのだということを身をもって経験しました。
ミュージカルをこんなに最高の席で観れることなんてこの先一生ないと思います。
激しいダンスの後に息が上がっている姿、マイクにのっていない生の声、まっすーはじめカンパニーのみなさんの一挙手一投足を全て目に焼き付けてきました。
まっすー扮する窓拭きのフィンチが「努力しないで出世する方法」という本の通りに行動し、大企業のトップに上り詰めていくというストーリーのミュージカル。
今回観劇するにあたり調べたのですが、過去には宝塚歌劇団でも公演されている有名なブロードウェイミュージカルだそうです。
まっすーの演じるフィンチは最高でした。
まっすーだけでなく、カンパニーの方全員の歌と演技がとても素晴らしくて『これぞエンターテイメント』という感じでした。
個人的にはブラザートムさん演じる郵便配達部長の訛りが良かったです。
この日はショーストップ(拍手がやまずにショーが一時ストップすること)2回、カーテンコールは全部で5回。
スタンディングオベーションの中、座長のまっすーは口パクで「ありがとうございました!」、ラスト2回のカーテンコールでは大声で「ありがとうございました!!」ととても爽やかな笑顔で挨拶していました。
最後のカーテンコールは劇中の曲終わりのポーズ(組体操みたいな)で登場し、観客を沸かせていました。
カンパニーのみなさん、とっても楽しいミュージカルでした。大千穐楽までお疲れさまでした。
この素敵な経験の余韻から強制的に引き戻され、翌日からまた仕事や日常に身を投じなければいけないのですが、たまにこの記事を自分で読み返せるようにしたためてみた次第です。
本当に最高の経験でした!