犬好きの方の中には、2匹目を迎えようか迷っている人がいるのではないでしょうか。
多頭飼いが犬と飼い主双方にとって幸せかどうかはつまるところ『犬の個性による』が結論です。ただ幸せになるための努力の余地はあると思います。
この記事では、犬の多頭飼いについて私が気を付けたことと、メリット・デメリットをまとめてみつつ、『うちの犬かわいいでしょ?』という親バカアピールをしようと思います。
新しく犬を飼おうとする時は、『その子の一生を共に過ごせるか』を一番に考えてあげてくださいね。途中で飼えなくなる恐れがちょっとでもあるなら飼わない方が良いです。
多頭飼いのきっかけ
私は一人暮らしなので、もともと多頭飼いをする気は全くありませんでしたが、いつも長時間勤務の間一人で留守番をしている先住犬(海)のことが気になっていました。
そんな時、欲しくなるのでいつもは行かないペットコーナーになぜかその日は行ってしまい、そこで私と同じ誕生日のチワワを見つけました。『これは運命では!?』と感じ、1週間悩んだあげくに飼うことにしました。
飼うことを決意したポイントは下記です。
- 海の留守番が寂しくないように
- ペットロス軽減
2番目のペットロス軽減については完全に自分のエゴです。海の年齢が10歳を越え、この先海が居なくなってしまったら私はきっと重度のペットロスに陥るだろうなと思い、それを少しでも軽減するためということもきっかけの一つになりました。
多頭飼いにあたって気を付けたこと
慣れるまでは別々のゲージで飼育する
後住犬(ラニ)を迎えてまず始めにしたことは、それぞれ別のゲージを用意するということでした。
先住犬は犬見知りな方で、ラニと初めて会った時も唸っていたのですが、もともと面倒見の良い性格でもあり、私の実家の犬とは仲良くできるので、慣れたら大丈夫だと思い、しばらくは別々のゲージで過ごしてもらって慣れてもらおうとしました。
- 留守番は別のゲージ
- 私が家に居る時は後住犬のみゲージ、先住犬は今まで通りフリー
- 少しの時間、後住犬をゲージから出して触れ合わせる
いうことをしていました。
徐々に後住犬をゲージから出す時間を長くしていき、2週間くらいで一緒に寝てくれるようになりました。この段階で留守番時のゲージを一つにしました。
先住犬を優先する!ゼッタイ!
多頭飼いをするにあたっての注意事項でよく言われている『先住犬を優先する』というのは徹底しました。これをしないと先住犬がストレスを抱え、体調に異常をきたしてしまいます。ご飯をあげる時、おやつをあげる時、名前を呼ぶ順、だっこする順など、必ず先住犬の方を先にします。
どうしても子犬が可愛すぎて構いたくなってしまいますが、家族や友達にもお願いして、絶対に先住犬を先にかわいがってもらうようにしました。
多頭飼いのメリット
先住犬が若返った
シニア犬になるにつれて、おもちゃで遊ぶことがなくなって寝ていることが多くなっていたのですが、ラニが来てから2匹でじゃれあったり、毛づくろいをするようになりました。
先住犬が後住犬をしつけてくれる
子犬は先住犬の真似をしようとするので、トイレのしつけなどは楽でした。噛み癖があったのでそこだけは大変でしたが、それ以外で困ったことはありませんでした。
犬同士が仲良しな姿を見るのが幸せ
先住犬(海)は毎日後住犬(ラニ)に対して毛づくろいをするようになりました。またラニは海のことが大好きで、毎朝起きると必ず海を起こしに行きます。たまにじゃれ合ったり、くっついて寝ていたり・・・とほっこりさせてくれます。
多頭飼いのデメリット
費用がかかる
ワクチン、フィラリア予防、狂犬病などの費用が2倍になります。またケガをした場合などはさらに医療費がかかってしまう恐れがあります。ワクチンなどの予防系は適用されないですが、万が一の時のために保険に入っておいた方が良いと思います。
相性が悪い場合もある
こればっかりは個々の性格にもよるところが大きいので飼ってみないとわからない部分なのですが、最低限下記のポイントは抑えておいた方が良いと思います。
- 性別(同性じゃない方が良いそうです)
- 犬種など、大きさが極端に違わないか
先住犬の性格(甘えん坊、社会性 など)を見極めてあげて、先住犬ファーストで決断したいところですね。
先住犬が亡くなった時に悲しむ者が増えた
これは完全にうちの場合に限った話かもしれないですが、後住犬(ラニ)が予想以上に先住犬になついてしまいました。トリミングの担当者さんから聞いた話では、先住犬(海)が離れるとキュンキュン鳴くそうです。
海が亡くなった時、きっとラニも悲しむんだろうなと思うと、ラニには悪いことをしたなと思いました。自分のエゴでラニを迎えてごめんよ。
あとがき
犬にもそれぞれ個性があって、私の生活を彩ってくれます。
もし多頭飼いするかどうか悩んでいる方がいらっしゃったら、先住犬の性格を見極めつつ、前向きに検討してみてはいかがでしょうか!