GW開けに海(カイ)が2回目の肺水腫になり、救急病院へ行ったり入院したりと大変でした。
この記事では、肺水腫になるまでの様子と入院までの様子をまとめたいと思います。
今回は救急病院にも行ったので、愛犬が急に体調を崩した時の行動など、私の反省点も踏まえて参考になれば幸いです。
かなり長くなりますので、何回かに分けで記事をアップしていきたいと思います。
▼1回目の肺水腫の時の闘病記はこちら
海(カイ)が入院しました
2022/05/09:腎臓の数値がいきなり末期レベルになる
海(カイ)は現在、腎不全の治療のため週に3日点滴を打ちに病院へ通っています。
GW開けの点滴の日、元気がなく寒そうに震えている様子だったのでその旨を獣医さんに伝えたところ、体温がとても低かったので血液検査をすることになりました。
血液検査の結果、4月28日にした時から2週間ほどしか経っていないのに数値が急激に悪化していたのです。
検査項目 | 参考値 | 2022/04/28 | 2022/05/09 |
---|---|---|---|
腎-BUN | 9.2 ~ 29.2 | 104.0↑ | >130.0↑ |
腎-CRE | 0.4 ~ 1.4 | 3.00↑ | 3.80↑ |
SDMA | 0.0 ~ 14.0 | 41.0↑ | 70.0↑ |
特にSDMAという項目の数値が倍近く跳ねあがっており、腎不全のステージ3の後半くらいからステージ4の末期まで一気に悪くなっているとの診断でした。
かかりつけの獣医から教えてもらったSDMAの数値から見る腎不全の進行はこんな感じらしいです。
腎不全ステージ | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ |
---|---|---|---|---|
SDMA | 15~17 | 18~35 | 36~54 | 55~ |
「あとどれくらい生きられますか」と聞くと、
「あと2週間くらいですかね」
ということでした。また、ここまで数値が悪くなった子で、改善されるケースは少ないとも。
ということで、毎日点滴を打ちに行くことになりました。「まれに数値が下がる子もいるので、希望を捨てずに頑張りましょう」という言葉を信じて。
思い返してみれば、GWに遠出をして海(カイ)の身体に負担をかけてしまったのではと思っています。
腎不全の子は脱水になると急激に悪化してしまうことがあるらしいです。長時間のおでかけは脱水を引き起こす恐れがあり、身体にも負担になるので控えた方が良いと知り反省しています。
あの日出かけていなければこんなに悪化することなく、元気に過ごせていたのかなと思うと後悔するばかりでした。
しかし、海(カイ)は何度も色々な体調不良を乗り越えてきた子なので、今回もきっと乗り越えてくれるはず。せめて11月の17歳の誕生日は迎えて欲しいと思い、点滴に通いました。
毎日の点滴で少し元気を取り戻す
休診日の水曜日を除いて、毎日点滴に通う生活が始まりました。
そして、少しでも水分補給をと思い、犬用のポカリスエットを試してみたり、食べられそうなご飯をと試行錯誤したりしていました。
その一方で、「今まで2週間分処方してもらっていたお薬がそろそろなくなりそうだけどどうしようかな」とか「そろそろ腎臓ケアのフードがなくなるけどどうしようかな」と考えている自分に気づきました。
飼い主が回復を信じていなくてどうするのだと自分を叱咤しつつ、日々を過ごしていました。
本人はというと、ご飯をたくさん食べてくれ、食後の日課である毛づくろいも休まずしている様子。
「あれ?元気じゃない?」と思っていました。
ただ、一度肺水腫を起こしていたので、今回毎日点滴を打っていることによる心臓への負担は懸念材料としてずっと頭にありました。
2022/05/13:呼吸が荒い気がして病院へ
5/12の夜中から海(カイ)の呼吸がなんとなく荒い気がして、翌日朝イチで病院に連れて行きました。
病院の先生からは、呼吸の回数が40回/分を超えたら病院に連れてきてくださいと言われていました。この時は38回/分くらいだったのですが、念のため病院に連れて行きました。
一応酸素室に入れてもらって様子をみて頂いたのですが、特に肺水腫のような症状もなく落ち着いていたのでそのまま帰宅となりました。
老化の症状で体温調節がうまくできず、ハァハァと息があがることもあるので肺水腫との見分けがつきにくいのですが、毎日の点滴で確実に心臓に負担がかかっているはずなのでこの時は肺水腫の方を疑いました。
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⇒愛犬の肺水腫(2回目)闘病記② 肺水腫発症で救急病院へ