闘病記・老犬介護

愛犬の肺水腫(2回目)闘病記② 肺水腫発症で救急病院へ

GW開けに海(カイ)が2回目の肺水腫になり、救急病院へ行ったり入院したりと大変でした。

この記事では、肺水腫になるまでの様子と入院までの様子をまとめたいと思います。

今回は救急病院にも行ったので、愛犬が急に体調を崩した時の行動など、私の反省点も踏まえて参考になれば幸いです。

かなり長くなりますので、何回かに分けで記事をアップしていきたいと思います。

▼前回の記事はこちら
愛犬の肺水腫(2回目)闘病記① 腎不全の悪化

▼1回目の肺水腫の時の闘病記はこちら
海(カイ)が入院しました

2022/05/15:肺水腫発症

この日は午前中に点滴のため病院に行っていましたが、この時は特に息が荒いなどの症状もなく、点滴をすませて2週間分のお薬をもらって帰りました。

病院に行く前に飲ませた食欲増進剤が効いてお腹が空いてワンワン吠えていたのですが、病院の待ち時間がとても長く、家に帰ってきた頃にはもうご飯を食べてくれませんでした。

夕方にまた食欲増進剤を飲ませたのですが、少ししかご飯を食べてくれなくて、ずっと寝ていました。
また、いつもより点滴の吸収が遅いような気がしていました。

前回の肺水腫の時も点滴の回数が増えたタイミングで発症したので、今回もまた肺水腫になるのではないかと恐れていましたが、様子をみることしかできずに過ごしていました。

夜22時頃、ハァハァと息が荒いことに気が付きました。

たびたび老化現象で夜に息が荒くなることがあったのでそれかなとも思いましたが、明らかにしんどそうで、寝ることもできずに座った状態のままだったので

「これは肺水腫だ」と思いました。

獣医さんに「呼吸数が40回/分を超えたら連れてきてください」と言われていたのですが、この時は呼吸数を測る余裕もなくすぐに病院に連れて行こうと思いました。

病院で見せようと念のため動画を撮りつつ、かかりつけの病院でもらっていた夜間救急病院の電話番号にかけました。

▼その時の動画がこちら

病院で「次回起こった際はぜひ動画を撮っておいてください」と言われている飼い主さんがいました。

家での様子を正確に伝えるためには動画を見てもらうのが一番良いと思いますので、数秒でも良いので動画を撮っておいた方が無難です。

2022/05/15:救急病院への電話

私は救急病院へ電話をかけ、肺水腫の疑いがあるので連れて行って良いか聞きました。

病院「どこから来られますか?」
私「○○です」
病院「そこからなら、もっと近い救急病院があるのでそちらに行かれてはいかがですか?」

ということで、より自宅から近い病院の電話番号を教えてくれました。

すぐに教えてもらった病院に電話をかけました。

私「肺水腫の症状が出ているので今から連れて行ってもいいですか?」
病院「分かりました。かかりつけの病院でもらっている検査結果やお薬などを持ってきてください。また、お金は初診料で8,000円かかります。それと、身分証明書を持ってきてください」
病院「連れてくる際は抱っこすると胸を圧迫して苦しいので、できるだけケージなどに入れて来てください」

他にも電話で犬種や年齢、去勢手術の有無などの質問に答えたり、注意事項の説明を受けたりしました。

何かあった時のために、最寄りの夜間救急病院の電話番号を調べておくことをおすすめします。

私が行った病院では、事前の電話連絡が必須でした

ペットの年齢が若くても、万が一夜中に体調を崩したりケガをした時のために調べておいてくださいね。

私が最終的に行った病院はここです↓
大阪どうぶつ夜間急病センター

2022/05/15:救急病院へ出発

海(カイ)を毛布でくるみ、ラニも連れて家を出ました。

車に乗り込み、妹に付き添いを頼んでいたのでまず妹を迎えに行き、病院へ向かいます。

海(カイ)は依然として息が荒く、しんどいのか病院が嫌なのか吠えており、時々吐いています。妹が抱っこしてくれて様子を見てくれています。

愛犬が苦しそうに吠えたり吐いたりしている中、赤信号で待っている時間がどうしようもなく歯がゆく、また焦っている中での運転がとても危険だなと思いました。

「事故を起こしたら元も子もないで」

と妹に言われ、なんとか落ち着いて病院まで運転できましたが、もう二度と経験したくないと思うほど怖かったです。

一緒に付き添って愛犬の様子をみてくれる人が居てくれたことが救いだったなと思いつつ、こういう緊急時は自家用車ではなくタクシーで行くのも一つの手だなと思いました。

コロナ渦であるということと、私が行った病院は待合室がとても狭くて、治療している間は病院の外で待つことになりました。

私も周りの飼い主さんもみんな車の中で待っていましたが、タクシーで来られた飼い主さんは病院の外で立って待っておられたので、自家用車とタクシーどちらが良いのかは難しい判断だなと思いました。

2022/05/15:救急病院に到着、かなり危険な状態

病院に到着するなり、看護師さんが海(カイ)を酸素室に入れてくれました。

その後受付で普段飲んでいるお薬を渡したり、問診票を書いたりしていると先生に呼ばれて

「かなり危険な状態です」

と告げられました。

「肺にたまっている水を抜くために利尿剤を投与して様子を見ましょう。治療は朝までかかると思います。治療費は10万ほどかかると思います。」とのこと。

もう既に腎臓の数値が末期の末期まで上がっていたので、このタイミングで利尿剤を使ったらもう腎臓の方がダメかもなと覚悟しつつ、それでも肺水腫でだけは死なせたくないと思い、利尿剤での治療をお願いしました。

一方で、私には気になっていたことがありました。

数日前に呼吸が荒かったので病院に連れて行った時にレントゲンを撮ってもらっていれば、その時に肺水腫の前兆が分かって対処できたのではないか。ということです。

午前中にも点滴に行っていたので、その時に念のためにレントゲンを撮ってもらっておけば肺水腫の判断をしてもらえていたのではないか。こんなに苦しい想いをさせずに早期に治療してもらえていたのではないかと思い、獣医さんに質問してみましたが、

「息が荒くなかったのであれば、そのタイミングではレントゲンを撮っても何も映らなかったと思いますよ」とのことでした。

治療している間は病院の外で待機し、何かあれば電話がかかってくるということになりました。治療が朝までかかるということで、次の日が仕事の妹を付き合わせるわけにはいかず、家まで送ることにしました。

獣医さんに確認すると、「状態は少し落ち着いていて今すぐ死んでしまうということはない」とのことだったので、妹を家まで送り、そのついでに一旦家に戻って付けっぱなしだった電気を消したり、車中泊ができるようにタオルケットを車に積んだりし、また病院まで戻りました。

病院まで戻っている途中で病院から電話があり、「状態が改善してきているので戻られたら声をかけてください」とのこと。急変したのかと思って焦りました。

病院に戻り待合室で待っていると、夜中の3時なのに次々に急病の子たちが運ばれて来ていました。鼻血が止まらない柴犬を抱えて血だらけで入ってくる飼い主さん。ぐったりしたダックスを抱いている飼い主さん。私のように治療待ちであろう泣きながら座っている飼い主さん。
こんなにたくさんの危険な状態の子たちがいて、その子たちの命をこの一晩繋げようとしている先生たちがいる。みんな助かればいいなと思いながら呼ばれるのを待っていました。

2022/05/15~16:車で待機

「だいぶ状態が落ち着いてきているので、このまま5時まで(夜間救急病院は5時まで)治療を続けつつ様子をみましょう。」ということで、朝5時まで車で待機することになりました。

一旦家に戻った時に妹にラニを預かってもらおうか悩んだのですが、一人で朝まで待機するのが心細かったので一緒に来てもらっていました。

車で待機してもらっていたのでトイレがしたいだろうなと思い、病院の周りを少し散歩しました。

そして、少し仮眠しておこうと車のシートを倒して横になりましたが、いつ獣医さんから電話がかかってくるかわからないので、横になりつつスマホをいじっていました。

ついてきてくれてありがとう

続きはこちら
愛犬の肺水腫(2回目)闘病記③ かかりつけの病院へ搬送&入院

毎日一緒

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